しおすけぶろぐ

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野球知識検定

皆さん、野球知識検定という資格をご存じでしょうか?
広く野球のルールや、歴史、記録などを問われる試験で、最難関の1級から最も易しい6級までの難易度があります。
今回はそんな(マイナーな)野球知識検定について書いていこうと思います。
私は2018年と2019年に1回ずつ受験しまして、2021年8月の時点で4級を所持しています。

 

野球知識検定とは

"「野球」に携わるすべての人の知識向上を目的 "(公式HPより引用) とした検定試験で、2010年よりスタートしており、運営はあのマスターズリーグ(株式会社マスターズリーグ)が行っています。
1年に2回(6月、12月)開催され、東京大阪で受験することができます。
(なので私の場合は1回受験するための交通費等が結構かかります)

申し込み

申し込みはWeb、郵送またはFAXとありますが、
今の時代ほとんどの方がWeb申し込みを選択するかと思います。
試験の2,3ヶ月程前になると、公式HPに試験のお知らせが掲載されるのでそちらから以下の様な流れで申し込みを行います。

試験会場(東京 or 大阪)の選択

試験時間(午前 or 午後)の選択

申し込み受付メール受信

検定料の振込(振込先は受け付けメールに記載)

検定料を振り込んだら後は受験票の到着を待つのみなのですが、実は振込完了のメールなどは届きませんので、不安な方は運営に連絡するのが良いでしょう。
そして試験の一週間前になると、リマインドメールが届きます。
受験票は郵送ではなく、当日試験会場の受付にて貰うことができます。
(公式HPのFAQには受験票はいつ届くか、に対して試験の6営業日前に届く、と記載がりますがこちらの情報は古いです)

ここで1点注意点があります。
自分は自信あるから3級から!
という様な受け方はできません。
必ず5,6級からスタートし、順々に合格していく必要があります。(つまり飛び級はできない)
検定料が結構かかってしまいますが、まぁそこは資金繰りが大変なんだな、と思うようにしてます。

難易度と出題形式

最も簡単なのが5,6級で、最高難易度を誇るのが1級となります。
5級と6級に関しては出題される問題は同じとなっており、点数によって5級か6級に分かれます。
もう少し具体的に書くと、5級および6級の受験者には同じ問題が出題され、
100点満点中90点以上で5級合格70点以上90点未満で6級合格、となります。
また、4級以上は全て80点以上で合格となります。

出題形式は、4,5,6級までは全ての問題が四者択一問題で構成されており、
3級以上になると四者択一に加えて記述問題が出題されるようになります。

本当は記述式はどのような問題が出るのか、ということも書きたいのですが、
私自身まだ3級を受けたことが無いので書くことが出来ません。
ごめんなさい。

出題範囲

5,6級の問題は全ての問題が公式問題集から出題されます。
2,3,4級は全問題の70%が公式問題集から出題され、残りの30%は初見の問題です。
1級については公式問題集が存在せず、全ての問題が初見の問題となります。

余談ですが、私が4級を受けた時の初見問題の1つに
北海道日本ハムファイターズの次の本拠地となるのはどこでしょう」
という道民にとっては超サービス問題が出題されました。
しかも選択肢の最初が北広島市だったので即回答です。
他の選択肢は覚えていません(笑)

問題集

公式問題集は野球知識検定の公式HPから購入することが出来ます。

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野球知識検定公式問題集(4級)

一応独学でもいけないことは無いとは思いますが、公式問題集とまったく同じ問題が出題されるのでマストです。

Amazonにも公式問題集(4,5,6級と5,6級の2種類)が中古で出品されていますが、こちらは相当昔の問題集なので、そちらを購入しても同じ問題が出題されるとは限りません。

勉強法

まずは公式問題集を周回しましょう。
全ての級において公式問題集からまんま同じ問題が出題されるので、
何はともあれ公式問題集です。
ですが、4級以上は初見の問題もクリアしないと合格には届きません。
4級から初見の問題が登場してくるのですが、出題範囲も多種多様です。
出題範囲のところでも書きましたがファイターズの新球場に関する問題だったり、
メジャーリーグ最多セーブに関する問題だったりと色々でした。

正直な話、知識量がどれだけあるか、なので公式問題集以外でこれ!といった勉強法は無いと思います。
参考までに私の勉強法を載せておきます。

  • まずは公式問題集を完璧に解けるようにする(15周くらいはしました)
  • ルールについては公式問題集の説明と併せて野球規則を買って調べる
  • 日本プロ野球偉人伝という雑誌15冊をオークションで購入して読み込む
  • 消えた球団シリーズを読む

という感じで勉強してました。
プロ野球偉人伝や消えた球団シリーズは単純に読み物としても興味深いのでお勧めです。
(ただ、偉人伝の方は現在手に入りにくい状態です) 

試験当日の流れ

私は2回受験したのですが、どちらとも東京の午前の部でしたのでそちらを例に説明していきます。
東京の場合、試験会場は「大正大学」という大学での受験となります。
最寄り駅は三田線西巣鴨駅
試験開始は午前の場合10時からなので、それまでに会場に向かいます。
なお、試験時間は全ての級で50分間で全員同じ教室での受験となります。
試験開始後20分(くらいだったかな)すると、既に回答を終えた受験者は退出可能、というアナウンスがされます。
試験終了後は10分の休憩を挟み、この試験の最大の目玉であるプロ野球界OBによるトークショーが行われます。
誰が来るか、は公式HPに記載されています。
ちなみに私の時は、1回目が角盈男さんで2回目が土井淳さんでした。
トークショーの最後にクイズがあるのですが、正解するとOBの方の直筆サインボールが貰えます!

合格発表

合格発表は試験後1ヶ月くらいをめどに、合格証が送られてくるのでそれで判明します。
ただし、成績優秀者は公式HPに掲載されるので、もし良い成績だった場合合格証が来るよりも早く判明することがあります。


さて、ざっと分かる範囲で野球知識検定について書いてみました。
私自身、この試験を受けようと思ってから色々調べてみたのですが、やっぱりマイナーなようでなかなか欲しい情報が転がってなかったんですよね。
なので、これから受けてみようと思っている方の手助けになれば幸いです。