しおすけぶろぐ

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ファイターズのドラフトを振り返る【2019年編】

こんばんは。
日本シリーズ第2戦もソフトバンクの圧勝でした。
しかしかなり一方的でしたね...
巨人は初戦を菅野で落とした時点で結構崖っぷちのような気がします。
しかも明日からはソフトバンクの本拠地ですからね。

さて、今回はファイターズ関連のニュースというわけではなく、
過去のドラフトを成績と共に振り返っていこうと思っています。年代別に。
初回は昨年、2019年のドラフトです!(すみません、結構長いです^^;)

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2019年度ドラフト指名選手

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2019年度ドラフト指名選手一覧

2019年は支配下7名育成3名合計10人の選手を指名しました。
1位はJFE西日本の左腕河野投手。(最初の1位は大船渡高校の佐々木朗希)
オリックスとの競合でしたが、見事にくじを当てました。
この年のナンバーワン左腕との呼び声も高い、即戦力ピッチャーという触れこみ。
ちなみに河野は高卒→社会人ルートで、この年がドラフト解禁年だったため21歳と、大卒よりも1歳若く、その点でも良い指名だったのかな、と思っていました。
(ちなみに堀と同年代となります)

内訳

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各ポジションおよび経歴の内訳は上記のようになっています。
投手が全体の半分を占める5名、また基本的に即戦力扱いの大卒と社会人が併せて7名と、全体の7割を占めました。
反対に高校生は1名のみ。
やはり即戦力の、それも投手が補強ポイントだったことが見て取れます。

 

投手成績

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小さくて申し訳ありません...
各選手の成績をまとめてみました。(黄色は2軍成績です)
ではそれぞれの選手の成績を軽く振り返っていきましょう!

1位:河野 竜生

河野は12試合に先発し、3勝5敗で防御率5.07と即戦力ドラ1としては物足りない数字に終わりました。
やはり与四球の数、コントロールの悪さが目立ちますね。
4.5を上回ると悪いとされているBB/9が4.48とかなり(悪い意味で)際立っています。
そのため、序盤から球数がかさんでしまい、早い回でマウンドを降りてしまうシーンが多い印象です。
一方で、数字には表れていませんが、スタミナ的なところでの心配はなさそうなので、コントロールですね。
ここを来季どう改善していくのか。
1つのチェックポイントになりそうです。

2位:立野 和明

立野は今シーズンは2軍で過ごしました。
12試合に登板。完投も1つあります。2勝3敗1Sで防御率3.81。
BB/9は3.46と平均よりちょい低めですが、K/9が8.31とかなり高い数字になっています。
2軍の成績なので参考程度ですが、1軍でどの程度通じるかは興味ありますね。

4位:鈴木 健矢

その独特のフォームから、中継ぎとして割と早く1軍デビューを果たし、11試合に登板しました。
11回しか投げていないので、こちらも参考程度にはなるかと思いますがBB/9が5.56と最悪の数字。
一方でK/9が8.74と、こちらは平均水準以上を残しています。
数字だけ見ると三振か四球か、といったような印象を受けます。
(コントロールは悪いが、球威、キレは抜群、みたいな感じ)
ただ、これだと緊迫した場面での登板は難しいと思うので、河野同様コントロールですかね、課題は。
(2軍の成績も載せて比較すればよかったかも...)

5位:望月 大希

シーズン最終盤に2試合だけ、中継ぎとして登板しました。
個人的には彼は即戦力ではなく、ある程度育成期間が必要な選手だと思っています。
というのも、オープン戦での登板時に、解説の方が真っすぐを投げる時とカーブを投げる時の腕の振りが違うので分かりやすい、と仰っていたのが理由です。
しかし、最終盤とは言え1軍にあげて投げさせたという事は、ある程度修正できたのかな、と。
フェニックスリーグでも先発として投げているみたいなので、これからの成長に注目の選手です。

育3位:長谷川 凌汰

ファイターズの2019年度のドラフトとしては最下位での入団となった長谷川ですが、ファームでは30試合に登板し、3勝2敗1Sで防御率3.67。
BB/9は2.88と平均よりちょい上、K/9は7.08と悪くない数字を残しています。
個人的には長谷川ももう支配下でも良いのでは、という気がしています。
フェニックスリーグでも3者連続三振というシーンもありましたし、もしかしたら抑え候補としてあがってくるのかなぁ、なんて期待しています。

野手成績

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こちらも小さくて申し訳ありません。
では野手陣も振り返っていきましょう!

3位:上野 響平

この年唯一の高卒ルーキーです。
全体としてはチーム5位となる51試合に出場。
守備は、この年の高校生野手の中ではトップクラスと言う評価でしたが、チーム最多となる14失策を記録。
守備の評価が高かった半面、打撃についてはドラフト前から難ありということで、こちらは前評通りの成績になっています。
とは言え、今年1年目の高卒ルーキー。
まだまだプロのスピードなどへの慣れが必要なのかな、とも思います。
なので、今年の数字に関しては参考程度にとどめておき、これからの成長に大きく期待しましょう。
いったいどんな選手になるのでしょうか?

6位:梅林 優貴

ドラフト時には解説者も「?」となるような、完全な隠し玉指名の梅林。
無名大学からの入団という事で、学生時代とプロのレベルの差の大きさにどう対処するのか、というところが着目点でしょうか。
打撃成績の方は上野とほぼ同じ、と正直結果としては良くないかと。
守備の方では、実は詳しくは知らないのですが、捕逸が3つという結果らしいです(これは失策とは別扱い)。
ファイターズの捕手陣は守備がボロボロですから、そういった意味ではまだまだレベルアップが必要です。
球団としても、ある程度は育成期間を見てると思うので彼についてもこれからに期待ですね。

7位:片岡 奨人

大学は福島ですが、出身は北海道ということで地元選手です。
2019年指名の選手の中では最多、チーム全体としては4位となる56試合に出場。
打率は0.230と低水準ですが、出塁率は0.302と決して高くは無いものの3割を超えています。
大卒とは言え7位なので、彼もこれからの選手でしょう。

育成1位:宮田 輝星

ファイターズには同じ名前の吉田輝星がいますが、こちらは輝星で”ほくと”と読みます。
育成での入団ですが、打率0.319出塁率0.379と高水準をマーク。
そして盗塁は13個とチームトップの数字を残しています。
一方で盗塁死が6個ありますので、ここら辺は盗塁技術の向上に期待です。
また、フェニックスリーグでは膝付近に死球を受けて退場する場面がありましたが、現在では試合にも出場しているようなので大丈夫そうです。

育成2位:樋口 龍之介

2019年度のドラフト指名選手の中で最も出世した男と言っても過言ではないでしょう。
育成からの入団でしたが、ファームでは打率0.342、出塁率0.441、OPSが1.093ととにかく打ちまくりました。
あまりにも打ちまくったので、ファンからも早く支配下登録を!という声も多く聞かれました。
そして遂に9/22に支配下登録を果たします。
しかし、1軍では25試合に出場して打率0.14、出塁率0.283、OPS0.483とファームで活躍っぷりを発揮することはできず。
とは言え、貴重な強打の内野手です。
現状、セカンドは渡邉、サードは野村となかなか割って入るには難しい布陣ですが頑張ってほしいですね。

さて、2019年のドラフト選手10名をざっくり振り返っていきました。
ただドラフトの正解が出るのは5年10年先、とよく言われてますのであくまでも今年の成績はだけでは何とも言えません。

今回は10名という事でしたが、結構大変ですし、後半は駆け足になってしまった感があるので、次回からは複数回に分割しようと思います^^;

それではこの辺で失礼します。


今回も読んで頂きありがとうございました!
また次回もよろしくお願いします!


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